【研修医】感染症の治療を学ぶために読んだ4冊の参考書を紹介する【抗生剤】
お疲れ様です!研修医をやっていて避けられないのが、抗生剤。自分が参考にしている本を紹介します。
①感染症診療の手引き
ものすごく役に立ってます。色々な参考書がありますが、実臨床ですぐに使えるのは、この本です。抗生剤の機序や基本の勉強も大切ですが、
「いま、この人に何を処方するか選べ」
という状況に、いち早く対応出来ます。
たった¥1,000で買えてしまうのも魅力。常にポケットに入れて持ち歩いています。
②絶対わかる抗菌薬はじめの一歩
抗菌薬に関する知識を網羅出来ます。
後述の「レジデントのための感染症診療マニュアル」よりも簡素ではありますが、必要な知識がまとまっており、読破しやすいのが嬉しいですね。
③レジデントのための感染症診療マニュアル
この本を、もし全て頭に入れる事が出来たら、感染症マスターになれるのではないでしょうか。分からない時に戻って、”辞書的に使う”のが現実的でしょうか。
どこまで頭に入るか分かりませんが、「ハリソン内科学」みたいな感じで、一度は読破したいですね。
④サンフォード感染症治療ガイド
世界標準の感染症治療を学べます。
ただし、日本に特化した内容ではない部分もあるため、上級医の先生が経験的に選択した抗生剤と合わない事が多々ある印象です。やや、上級者向けなのかもしれませんが、役に立つのは間違いありません。
まとめ
1. とりあえず何を処方すれば良いのか知りたい人は、「感染症診療の手引き」。
2. しっかりと感染症・抗生剤の基礎を学びたい人は、「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」。
3. 感染症マスターになりたい!本棚をカッコよくしたい人は、「レジデントのための感染症診療マニュアル」。
4. 世界標準の感染症の知識を学びたい人は、「サンフォード感染症治療ガイド2017」。
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