どの本買ったら良いのか分からない人へ…各診療科で役に立つ参考書まとめ【研修医・看護師・医学生】
お疲れ様です!様々な診療科を回る医学生・研修医や病棟が移動になった看護師の方にオススメの参考書をまとめてみました。
循環器内科
『極論で語る循環器内科』
循環器内科って何やってるの?どんな薬を使うの?カテーテルって?のような循環器内科の全てを横断的に学ぶ事が出来ます。はじめの一冊にオススメです。
『循環器治療薬の選び方・使い方』
循環器内科領域で使う薬が網羅されています。他科でも使える知識も多数あります。
『心電図の読み方 パーフェクトマニュアル』
救急外来でも必要な心電図の知識がまとめられています。ボリュームが結構あるので、サクッと読みたい方は、後述の本もオススメです。
『3秒で心電図を読む本』
上記よりもサクッと読めますが、しっかりとした内容が掲載されています。
『これから始める心臓カテーテル検査』
初期研修医向けではありませんが、上級医の先生が考えていることや、カテーテルを詳しく知りたい人にオススメ。
『Dr.正井のなぜなに?がガツンとわかる補助循環』
IABPやPCPSなどについて、イラストも交えて分かりやすく書かれています。
呼吸器内科
『ポケット呼吸器診療』
その名の通り、ポケットサイズの小さな薄い参考書ですが、呼吸器疾患を学ぶ上で必要な知識が詰まっています。
糖尿病・代謝内科
『糖尿病治療ガイド』
日本糖尿病学会が出版している糖尿病に関するバイブルです。内容もシンプルかつ十分な内容で、最初の一冊としてもオススメです。
『必ずうまくいく!入院インスリン治療マスターブック』
インスリンに関して様々なシチュエーションでの考え方を身につける事が出来ます。糖尿病学習のステップアップにオススメの一冊です。
血液内科
『血液病レジデントマニュアル』
血液内科をまわる際に、一冊選ぶならコレ。基本的な内容から専門的なものまで網羅されています。
神経内科
『手軽にとれる神経所見』
救急外来でも使える神経診察をしっかり学ぶ事ができます。
『極論で語る神経内科』
神経内科がどのような科で、何をしているのかをサクッと詳しく知る事が出来ます。
救急科 / 当直
『研修医当直御法度』
研修医のバイブルの一つ。非常に幅広い範囲の疾患群がカバーされています。
『当直医マニュアル』
コチラも持っておいて損はありません。それぞれの疾患について、具体的に何をすれば良いのか学べます。
『問題解決型 救急初期診療』
上記の2冊をまとめたような内容。網羅的な内容と具体的な対応策が書いてあります。
『あてて見るだけ!劇的!救急エコー塾』
心エコーやFASTなど研修医必須の手技を学べます。
『ACLS プロバイダーマニュアル』
ACLSを受ける人は必須。下記のICLSのいずれかは取得した方が良いです。
『ICLSガイドブック』
とりあえず身体を動かせる状態に持っていくために、ACLSかICLSは取得して損はありません。
『JPTECガイドブック』
主に救急隊が受験する資格ですが、救急外来を担当するなら取得しても損の無い資格です。
『外傷初期診療ガイドライン - JATEC』
外傷に対する基本的な知識を学べます。参考書としても非常に優秀です。JATEC自体の初期研修医での受験は推奨されていませんが、やる気のある人は受けてます良いかもしれません。
麻酔科
『麻酔科研修チェックノート』
麻酔科で必要な知識は全て入っています。将来麻酔科医になるわけでないなら、この一冊が頭に入っていれば十分です。
『麻酔科医ハナ』
麻酔科医の生活を面白く、そして恐ろしく描いているマンガ。現在6巻まで刊行されています。
外科
『イラストレイテッド外科手術』
手術がつまらなく感じる最大の原因は、「何をやってるか分からないコト」。糸結びだけでなく、受け持ち患者さんの手術がどのように行われるのかをイラストでわかりやすく理解できます。
放射線科
『画像診断の勘ドコロ』シリーズ
画像診断に関する基本的かつ必要不可欠な知識が身につく「勘ドコロシリーズ」。頭部、胸部、乳房、腹部、骨軟部の5領域で刊行されています。
『MRIに絶対強くなる撮像法のキホンQ&A』
「MRIって脳梗塞急性期に拡散強調画像で高信号になる事しか分からない!」という方にオススメです。MRIに関する基本的な構造から疾患ごとの所見など最初の一冊にピッタリです。
ICU
『ICU/CCUの薬の使い方、考え方 ver.2』
めまぐるしく状態が変わるICU/CCUでの思考方法を学べます。かなりのボリュームですので、分からないところを少しずつ読んでいくのが良いかもしれません。
『Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編』
Twitterでも有名なDr.竜馬シリーズ。ICUでの管理を堅苦しくなく学ぶコトが出来ます。
『Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 内分泌・消化器編』
「ICUで血糖値はどのくらいで維持するべきか?」など気になるポイントを関西弁の話し口調で学ぶ事が出来ます。
感染症
『絶対わかる抗菌薬はじめの一歩』
抗菌薬の使い方と基本的な考え方が書いてあります。タイトル通り、最初の一冊にオススメです。
『レジデントのための感染症診療マニュアル』
感染症を学ぶなら必ず持っておきたい一冊。すべてを通読するには時間がかかるので自分が興味をもった分野や必要になった領域から読み始めるのがオススメです。
『この1冊で極める 不明熱の診断学』
研修で必ず出会う「不明熱」。出会ったら買って、考え方を学んでも良いかもしれません。
輸液
『シチュエーションで学ぶ 輸液レッスン』
自分は、「この人には、どの輸液をどのくらい入れればいいんだ…電解質は?糖は…?あー、分からない!」という状態に陥る研修医でした。輸液に関する本は何か一冊をしっかり読んでおくべきだと思います。
『酸塩基平衡、水・電解質が好きになる』
輸液の基本を学ぶという点ではコチラもオススメです。
意識高い系の人へ
『INTENSIVIST』
意識高い系の方にオススメ。自分は「積ん読」になってます。