【激務】なって分かった医者という職業の良いトコロ悪いトコロ【安定・高収入】

お疲れ様です、ファラデーです！医師になってから分かった"医者という職業"の良いトコロと悪いところをまとめてみました。

どんな人にも適所がある

今にも命が消えてしまいそうな重症患者を相手にする救急医から、自分のペースでしかしながら患者の命運を決める診断を下す病理医まで。ひとことで「医師」と言っても様々な働き方・求められ方があります。

それはもう"茶道部"と"ラグビー部"ぐらいの違いがあります。若い人を助けたい人・癌に立ち向かいたい人・体力がある人・記憶力が良い人・楽してお金を稼ぎたい人・名誉を得たい人などなど…自分の過ごしたい生活スタイルで仕事をするコトが出来るのは、会社員には無い特権かもしれません。

仕事に飽きにくい

これはかなり個人差があると思いますが、自分は医師という職業は飽きにくい仕事だと感じます。初期研修医は毎日が新しいコトばかりで、基本的ながら重要な手技や考え方を身に着けて"成長する自分"をひしひしと感じるコトが出来ます。

3年目になって自分の専門科を決めたとしてもひとつの領域の応用的な手技や考え方や手技の獲得で5-6年目ぐらいまでは飽きずに過ごせるかなと予想しています。その後も、興味の無いヒトは多いかも知れませんが大学院に入って研究をしたりすれば10年目ぐらいになるでしょう。そしてタイミングを見て海外留学でもすれば15年目も近くなってきます。このぐらいになれば最低でも40歳近くなってきますから、その道のプロとして市中病院でも大学病院でも開業でも、自分の好きな選択肢を選べるようになってきます。

あくまで自分の予想に過ぎませんが、なんとなくこんな感じで過ごせばそれほど飽きるコトはなさそうです。今の時代であれば、どこかで医療ベンチャーなどを立ち上げてもよいでしょうし。

そこそこの給料

「医師は年収1000万以上貰えて更に安定しているから良い職業だ」とよく言われます。自分自身もそう思っていましたし実際そう感じる事も多々あります。

でも、何を代償にしてソレを得たのかも考える必要があります。自分の場合は、小中高と塾通い、二浪して、6年間医学生をして、2年間は研修医で年収数百万、それでようやく一人前の医師のスタートラインに立つ事が出来ます。

両親が支払った塾や浪人も費用や6年間の学費もありますし、それを回収する時間を投資的に考えてみると、元が取れるのは早くとも30代後半ではないでしょうか？もちろん、そのあたりで元が取れるからこそ人気があるのでしょうが…

「じゃあ他にどんな職業ならいいんだ？」と言われても、そのあたりは個人のセンス次第になるとは思いますが…世間で言われるほどお得な職業ではないと感じます。

別に医者は神でもないし偉くもない

とても当たり前のコトです。でも、そういった勘違いに陥ってしまう人もいます。 謙虚にしかし自分を卑下せずにコツコツと生きていきたいものです。