なにかのお医者さんになるんですか?

思ったコトを紹介します。

親と子がなぜ衝突しケンカするのかを分析する。


f:id:deadpool198:20190922000125j:plain

お疲れ様です、ファラデーです!親子は近いようで実は遠い存在です。「一番身近な存在」であるはずの親子が衝突してしまうのはなぜなのでしょうか。

親と子供はぶつかるコトが多い

f:id:deadpool198:20190921235829j:plain

親子というのは、切っても切れない関係です。大好きな一面がある一方で、衝突するコトも多い相手です。親子は一般的に、「お互い、なんだかんだ自然と分かり合えているはずだ」という価値観に縛られています。しかし、実際は20も30も年の違う人間ですから、話が合わなかったり価値観が異なったりするにも関わらず、長年一緒にいる厄介な相手だと考えます。

お互い異なる時代の価値観で生きている

基本的には、親子は一緒の文化で育ち、同じ生活圏で暮らすコトが多いです。しかし、非常に近い環境で生活をしていても、それぞれが見ている世界や、そこで構築される価値観は全く異なります

 

人の価値観は、ある程度若い年齢で完成されがちです。例えば親が1970年生まれであれば80-90年代の価値観が基準となっている可能性が高く、子が2000年生まれなら、10-20年代の価値観が基準となるでしょう。

 

80-90年代にはスマホはありません。パソコンがあって、ポケベルがあって、ラインはありません。Google先生はおらず、テレビが神様で、新聞こそが真実で、戦争を生きた人々が今より若く、バブルもありました。

他人が変えるコトは出来ない

そんな時代で構築された価値観と現代の価値観が寄り添うコトはありません。厄介なのは、そのように構築された価値観を他人が変えるコトは絶対にありません。変えようとすれば、それこそ衝突が生じます。

 

価値観を唯一変えられるとしたら、それはその人本人だけです。しかし、自分の価値観を変えられる人は稀です。価値観を変えるコトは、過去の自分を否定するコトであり、それは「自己肯定システム」に反するからです。

 

「馬を水辺に連れて行くコトは出来るが、馬に水を飲ませるコトは出来ない」という言葉があるように、他人はその人にアドバイスは出来ますが、変わろうという意志がなければ変化しません。

親のあなたが出来るコト

f:id:deadpool198:20190921235845j:plain

多くの親は子供の価値観を理解出来ません。それは「普通」のコトですが、「幸せ」ではありません。

 

親が子供に対して出来るのは、「自分の価値観はどうしてこうなったんだろう」、「子供の価値観はどうしてこうなったんだろう」と考えるコトです。そして、もし親のあなたが稀有な存在であれば、自分の価値観を変化させて子供の価値観を理解出来るかもしれません。

子供のあなたが出来るコト

f:id:deadpool198:20190921235856j:plain

多くの子供は親と異なる価値観を持っています。稀に、親の言うコトをしっかりと聞いている子供がいますが、それは価値観が一致しているわけではなく、親に合わせて自分を擬態させているだけです。

 

子供のあなたが出来るコトは2つあると考えます。ひとつは、「親の価値観は自分と一緒になるコトはなく、変えようとするコトは無駄」だと理解するコト。もうひとつは、「ほとんどの場合、自分も親と同じように、子供の価値観を理解できない親になる」コトを理解するコトです。

 

このような認知が出来ていれば、親と無駄な衝突を避けるコトが出来ますし、話も早く進むでしょう。また将来、2032年生まれの自分の子供が「カメルーンのドローン農業の研究会で知り合った、バルバドス出身の男性と、デンマークで暮らそうと思う」みたいなコトを言ってきたとしても対応できるかもしれません。

まとめ

  • 親と子は、近くて遠い存在。
  • 親と子が同じ価値観を持てるコトはない。
  • お互いが理解できないコトを認知すると、逆に少し歩みよれるかもしれない。