なにかのお医者さんになるんですか?

思ったコトを紹介します。

「今はいい経験だったと思ってる」と言っている人へ!「自己肯定システム」であなたは不幸になる


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お疲れ様です、ファラデーです。「色々あったけど、結局はいい経験だったと思ってる」みたいなセリフ、よく聞きますよね?これって、自分の成長を妨げる「自己肯定システム」が働いているからです。

なにかが思い通りに行かなかった時にどう考えるか

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仕事・受験・恋愛・結婚…どんな事でも上手く行かない時があります。そんな時に「はじめに思い描いてた結果とは違ったけど、なんだかんだあって今が良いから、いい経験だったんだ」と考える人がいます。

 

これを「自己肯定システム」と呼ぶコトにしましょう。自己肯定システムは、自分を守るためのシステムです。なにかが上手く行かなかった時に、いつまでもそのコトでウジウジ悩んでいたら何も出来なくなってしまいます。それゆえ、「住めば都」的な論理展開で自分の失敗を肯定するコトで、次に向かう原動力を確保するのです。

「次に進むコト」と「失敗から成長するコト」は違う

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一見「自己肯定システム」は前向きで、素晴らしいシステムに思えます。しかし、実際には自分の成長を阻害しうる危険な代物だと考えます。

 

自己肯定システムは、たしかに「失敗から切り替えて、次に進む」ためには重要です。でも、それは「その失敗から学び、次に活かす」コトには繋がりません

 

例えば、「就活」を考えてみましょう。「A社」が第一志望、「B社」が第二志望で、就活の結果、「B社」に決定したとします。

 

この時、「自己肯定システム」に従うと、「A社が第一志望だったけど、実際にはB社も結構いい会社だし、給料もまずまず。家族や後輩からの評判も悪くないし、結果としてはむしろA社に入ってコキつかわれるより良かったかもしれないな」というような考え方になります。

 

「自己肯定システム」に従わないと、「B社は第二志望だったから、それ以下の会社に決まるよりは良かったのは事実だ。たしかにB社は悪くないが、○と△においてB社よりもA社が良いと思っていた。今回、A社に入れなかったのは、おそらく事前の下調べが足りなくて面接での印象がイマイチだったからだ。第二志望としてのB社に就職するが、今後なにか面接がある時にはしっかりと下調べをしよう」のような考え方に到達する可能性があります。

失敗してコンプレックスを抱える人こそ、自己肯定システムに溺れる

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自己肯定システムがないと、「なんでA社に入れないんだ、クソ!なんでBなんだ…Aのヤツラなんて全員コネだ!」のように単なるコンプレックスに陥ってしまうのではないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、実際は逆だと考えます。このような人たちこそ、時間が経ってB社に慣れてくると、「AよりもBが良い」という立場になっていきます。

 

心が折れそうな時はどうする?

先に述べたように「自己肯定システム」は「次に進む」ためには有効なシステムです。「たとえ自分が成長できなくても良いから、次に進みたい」と思うほど追い詰められた状況では、あえて従うのも一手です。

 

しかし、これはあくまで緊急避難的な使い方です。多くの人は、これよりも遥かに高い頻度で「自己肯定システム」を使っているために成長の機会を喪失しています。

自己肯定システムに従わないと、自分の足りない部分が明確になる

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「自己肯定システム」に従わないコトで、現時点で自分が到達出来ている部分とそうでない部分を明確に出来ます。だからこそ、足りない部分をどうしたら伸ばために努力し成長できると考えます。「自己肯定システム」

まとめ

  • 「住めば都」「今は良い経験だったと思っている」は「自己肯定システム」によるもの
  • 次に進むためには必要だが、自分の成長にはつながらない
  • 心が折れない範囲で、「自己肯定システム」に従わないコトが大切