なにかのお医者さんになるんですか?

思ったコトを紹介します。

マラソンで一緒にゴールしようって言ってたのに先に行っちゃう人の心理を分析してみた。


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お疲れ様です、ファラデーです。学生時代、マラソンで「一緒にゴールしようね!」と約村してたのに、いざ始まってしばらくすると自分のペースでドンドン行っちゃう人いませんでしたか?どうしてそのような行動をしてしまうのか分析してみました。

マラソンがはじまる前の心理状態

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まず、マラソンがはじまる前に「一緒にゴールしよう!」と言う心理状態を分析しましょう。まず間違いなく言えるのは、この人はマラソンに対して不安を抱いています。陸上部のエースとして、日々マラソンに携わっているような人は、決してこのようなセリフは言いません。

 

不安を一人で心の中で処理できる人もいます。そういった人は、たとえマラソン前に不安があっても「一緒にゴールしよう」とは言いません。ただし、他の方法でストレスに立ち向かっている可能性は十分にあります。突然、口数が多くなったり、ヘンな動きをしたり。入学試験の休み時間に普段はそんなコトを言わないのに、「あの問題の答えってBだよな!あれ間違えるヤツとかいるんかな?笑」みたいに大声で話している人もその一人です。

 

話を戻して、マラソンへの不安を一人で処理できない人は、その不安から回避するために「一緒にゴールしよう!」という選択をします。一緒にゴールをする人がいれば、自分が一人ぼっちになったり、ビリになったりして社会的弱者としてレッテルを貼られる心配をしなくて済むからです。これを「安全の確認」と呼ぶコトにします。

マラソンがはじまった後の心理状態

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ではいよいよマラソンが始まったとして、事前に「安全の確認」をしていた人は、どのような心理になるのでしょうか。

 

まず、すでに「安全の確認」をしているから、自分が恥ずかしい状態になるコトは回避出来ています。隣りに仲間がいるのですから。その上で、マラソンが進んでいくにつれて、「あれ?私もうちょっと早くイケるかも…」という気持ちが芽生えてくるのです。

 

「隣の仲間は自分よりも遅い」というコトが実体験として証明されていくと、事前に行っていた「安全の確認」の効果は徐々に薄れていきます。すると、その約束を守ってしまうと、本来の自分の力よりも悪い結果が出てしまうという事態になってきます。

 

もはや効果の無くなった「安全の確認」のための約束を守るよりも、自分の力を発揮して、出来るだけ良い成績を収めた方が、自分にとって良い状態になるコトが明らかになった時、隣の仲間を置いて走り出すのです。

 

これは非常に卑怯な行為だと考える人もいるでしょうが、私達は気づかないうちに生活の中で似たような行動をしている可能性があります。

セルフハンディキャッピング

テストの前によく言う「全然勉強してないからなー」という言葉ゴルフが始まる前の「昨日は仕事で全然眠れなかったから…」というセリフこれらは全て、自分の安全の確認を行う行為です。

まとめ

  • 「一緒にゴールしよう」は不安から来る「安全の確認」のための行為。
  • 先に行っちゃうのは、安全が確保されたので、自分の限界に挑戦したくなった結果。
  • ついついしてしまうセルフハンディキャッピングも似たような行動。