【医学生】動画だと「虫垂炎で見られる徴候」がメチャクチャ覚えられる!【医師国家試験】
虫垂炎では様々な身体所見の取り方があります。教科書を読むだけでは、どれがどれだか忘れてしまう事がしばしば…動画で見て覚えると印象に残ります。
MuBurney点
臍と右上前腸骨棘を結んだ線上、右から1/3の点。虫垂の付着部。
圧痛点は、他にもLanz点(虫垂の先端)などが有名。
また、Mcburney点を圧迫した際、左側臥位の方が疼痛が増強する現象を『Rosenstein徴候』という。
Roving徴候
下行結腸を下から上に押し上げるように押すと、右下腹部痛が増強する現象。虫垂炎に特異的。
Psoas徴候
①仰臥位で、右大腿を検者が押さえ、患者が右股関節を屈曲する。(動画)
②左側臥位で、右下肢を進展させたまま、検者が右股関節を進展する。
虫垂炎や腸腰筋膿瘍で陽性となる。"Psoas"=「腰筋」。
Obturator徴候
右下肢と右膝関節を90°屈曲させ、大腿を内旋する。
虫垂炎では、内閉鎖筋が虫垂にあたり、疼痛が増強する。"obturator"=「閉鎖筋」。
Blumberg徴候(反跳痛)
腹膜をゆっくり深く圧迫した後、突然手を離すと、痛みが増強する現象。腹膜刺激症状の一つ。腹膜刺激症状には、他にも筋性防御などがある。